青森県立三本木農業高校で2021年、実習助手が農業用フォークを誤って高校生の頭に刺し死亡した事故が発生。
男性は業務上過失傷害容疑で書類送検されましたのち、不起訴となっていました。
とても痛ましい事故ですが、なぜ農業用フォークが頭に刺さったのでしょうか。
この記事では
- なぜ農業用フォークが高校生の頭に刺さったのか?
- 実習助手の男性は罪に問われるのか?
という内容をまとめました。
【何があった?】牛舎で農業用フォークが頭に刺さり高2男子が死亡
読売新聞
- 2021年、青森県立三本木農業高校の牛舎で、実習中に実習助手の男性が生徒の頭に農業用フォークを誤って刺して大けがを負わせた
- 男子生徒は意識不明の重体となり、その後24年3月に亡くなった
- 男性は業務上過失傷害容疑で書類送検されたが、24年2月に不起訴(嫌疑不十分)となった
- 遺族が県と当時の実習助手の男性を相手取り、青森地裁に提訴することが判明
この事件は2021年に発生したものです。
青森県立三本木農業高校の牛舎で実習中だった男子高校生の頭に、実習助手の男性が農業用フォークを誤って刺して死亡させてしまう事件が起きました。
男子高校生は当初、意識不明の重体となっていましたが、2024年3月に死亡したそうです。
実習助手の男性は業務上過失傷害容疑で書類送検されましたが、24年2月に不起訴(嫌疑不十分)となっていました。
【図解】なぜ農業用フォークが高校生の頭に刺さったのか?
なぜ農業用フォークが生徒の頭に刺さったのでしょうか。
農業用フォークは、干し草や稲わらなどを集めたり、土を掘り起こしたり、根菜を収穫したりするために使用される農具です。

事故の調査報告書によると、
生徒が威嚇状態の牛に牛舎の隅に追い詰められていたので、実習助手が咄嗟に牛と生徒の間に入り、引き離そうと牛をフォークで強く叩いたところ、気づいたら後ろで生徒が倒れていた
そうです。

わかりやすく図解している投稿がありましたので引用させていただきます。↓


つまり実習助手の男性は、
興奮して危険な状態の牛から生徒を守ろうとして農業用フォークを振り回したようです。
もちろん男性は生徒を守ることに必死だったのでしょう。
しかしそのフォークが悲惨にも生徒に刺さってしまうという結果となりました。

なんともやりきれない、悲しい事件ですね。
実習助手の男性は罪に問われるのか?
実習助手の男性は当初、業務上過失傷害容疑で書類送検されていましたが24年2月に不起訴(嫌疑不十分)となりました。
この判決を受けて、遺族側は、男性のフォークの扱い方や学校の安全管理体制に問題があったとして、男性と県に慰謝料などを求めるそうです。
裁判でどのような判決がくだされるのか、今後の行方に注目したいと思います。
【なぜ】農業用フォークが頭に刺さった経緯は?のまとめ
今回は、青森県立三本木農業高校の牛舎で実習中だった男子高校生の頭に、実習助手の男性が農業用フォークを誤って刺して死亡させてしまう事件について、経緯をまとめました。
いたたまれない事件ですが、今後の裁判の行方に注目したいと思います。
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